© トマソン/文化庁 あにめたまご2018
制作会社
株式会社トマソン
あらすじ
(解説)
TVアニメ『ふるさと再生 日本の昔ばなし』シリーズをはじめ、VPやCM、プラネタリウム番組、3DCGモデリング、さらには映像コンテンツのシナリオから音楽、音響制作、編集まで、多岐にわたる活動を展開し続けるアニメーション&CGスタジオ“TOMASON”。今回は虎を筆頭とする十二支の動物たちと猫族との戦いを、西部劇さながらのタッチとユニークなキャラクター・デザインなどを巧みに融合させてファンキーに描いていく。
(ストーリー)
ミルキータウンは今や廃人まみれの町になりかけていた。多くの動物たちはミルキング社のミルクを飲み、次第に耳が尖って猫化し、いつしかやる気まで失せてしまう。すべては世界をわがものにしようという、悪しき発明猫ミルキングの企みであった。しかしそんな折、元チャーミィ牧場の牧童だった虎のイッポンが、さすらいの旅から帰ってきた。ことの真相に気づいた彼は、ネズミなど仲間たちと共に、町を救うべく立ち上がる!
監督
沼田 心之介
ー本事業で制作する作品について
アニメーター、ならびにアニメ制作会社、もっと言えばアニメ業界全体の「底上げ」を目指すべく、若手アニメーター育成事業に参加しました。
若手アニメーターの育成が業界全体を押し上げると信じて、制作に取り掛かっています。
今回の作品は、12支をモチーフとしているので、キャラクター数も多く、また近年の日本のアニメーションにはあまりないようなフォルムをしているので、若手アニメーターにとっては、キャラクターをつかむのが難しくなっていると思います。
そんなキャラクター達が、画面の中を所狭しと駆け回り、笑いあり、涙あり、多くの人が楽しめる作品になっています。「人を楽しませるにはまずは自分たちから」
勇気とやる気に満ち溢れ、自分の目で見て、自分で考え、前へ進んでいく主人公たちと、自分たちを重ねながら、制作に取り組んでいけたらと思います。見るばなし~!
プロデューサー
沼田 友之介
ー本事業に対する意気込み
若手アニメーターの育成を第一に考え、若手自ら演技のアイディアなども出してもらい、積極的に楽しみながら取り組んでもらえたらと思います。視聴者を楽しませるためには、まず作り手が楽しまないといけないと思うからです。参加してよかったと思えるような作品作りができるよう頑張りたいと思います。