活動報告

11月 若手原画講座

2015.12.28

11月 若手原画講座

11月24日(火)に若手原画講座を行いました。

税金・年金の講座

講師:田子周一(税理士)

講座内容:「確定申告書類の作成方法」

確定申告の書類を、参考例を基に具体的に作成してみる。その中で、マンガは資料として控除出来るのか等具体的な経費項目対象を知ったり、消費税の扱い、源泉徴収とは何か、住民税は払わなければいけないのか等税について学ぶ。
更に健康保険・年金の支払いや控除についても学び、確定申告を正しく行うよう勧める。

税金・年金の講座

 

デジタル化の現状

講師:りょーちも(アニメーター)

講座内容:「デジタルツールの現状と将来のアニメーター像について」

デジタルツールの現状とそれに伴うこれからのアニメーターに必要な要素を語って貰った。
2D・3Dと入り口は違ったとしても、アニメーターと呼ばれるためには、「完成画面を想像できる空間認識」が非常に重要になっていると強く説く。

デジタル化の現状

 

アニメーションの制作工程

講師:塩田周三(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役/CEO)

講座内容:「ポリゴン・ピクチュアズの制作工程と求められるアニメーターの職能」

ポリゴン・ピクチュアズの制作工程と工程管理について説明を受けた。そこには、予算を明確に意識した上での、質とスケジュールの管理がある。しかも、多くのアニメーション会社が単価ベースで予算やスケジュールを捉えているのとは違い、人日計算で基礎数字を作り、現場従事者の管理をすると同時に「現場のやり損」が無いようにしてある。これは、内製化を進めることが質の維持、納品期日の担保につながり、従事者にとっても会社にとってもよいと経験上感じたからである。しかし、今でも現状の製作工程がより良くならないかと他業種の方法を学びながら変革を行っている。

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著作権講座

講師:笹平直敬(株式会社トムス・エンタテインメント ライツ管理室長)

講座内容:「アニメーターに必要な著作権基礎知識」

「著作権」の中でも、特にアニメーターの仕事にかかわる必要不可欠な知識を習得するとともに、保護しなければならない「著作物」について学ぶ。
また、実際の判例をもとに、どのような人々が「著作者」「著作権者」になりうるか、についても理解を深める。

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アニメーションビジネス

講師:南雅彦(株式会社ボンズ 代表取締役)

講座内容:「アニメーション製作会社は、制作だけで成り立つのか?」

アニメーションビジネスについて過去から現在の収益構造の変化を自身の経験を踏まえ語っていただいた。
また、アニメーションの未来についても話していただく。
・デジタル作画の導入など制作過程も変化しているが、アニメーションという根本的な映像表現は変わらないと思っている。
・アニメーターの方々は自分の技術に自信を持てればこの業界で新しいものを生み出していける力になる。
ただ、アニメーターに求められるものが作品によって異なるため、それぞれの要求にどのように答えられるかが重要。

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あにめたまご2016事務局

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